公開日: 2025年3月19日
ソフトコンタクトレンズは素材の違いによってグループに分類されています。
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)で採用されていたもので、化学消毒溶剤(ソフトコンタクトレンズ用ケア用品)適性から考慮されており、1999年4月から日本にも導入された分類です。
ソフトコンタクトレンズ素材のイオン特性と原材料ポリマーの含水率により4つに分類されています。
グループ | 特性 |
グループⅠ | 非イオン性、低含水 |
グループⅡ | 非イオン性、高含水 |
グループⅢ | イオン性、低含水 |
グループⅣ | イオン性、高含水 |
グループⅠ 非イオン性、低含水
・タンパク質や花粉などの汚れが比較的つきづらい
・目が乾燥しにくい
・コンタクトレンズの形状保持に優れている
・比較的酸素透過性が低いので、長時間の装用は注意が必要。
グループⅠのコンタクトレンズ
アルコン デイリーズトータルワン / デーリーズトータルワン遠近両用
ボシュロム アクアロックス
クーパービジョン バイオフィニティなど

グループⅡ 非イオン性、高含水
・酸素透過性が高く、目の負担が少ない
・素材が柔らかく、異物感が少ない
・汚れに強く、うるおいも高めで、柔らかいが形状保持性に優れているので、取り扱いがしやすい
グループⅡのコンタクトレンズ
クーパービジョン マイデイ、マイデイトーリックなど

グループⅣ イオン性、高含水
・酸素透過性が高く、目の負担が少ない
・瞳にフィットしやすい
・タンパク質や花粉などを吸着しやすい
グループⅣのコンタクトレンズ
ジョンソンエンドジョンソン ワンデーアキュビューモイストなど
